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三都物語「もしも、あの時、、、」


三都物語、お題は
「もしも,あの時、、、」
フィレンツェパリ、東京の3人、重ねた歳の分、イロイロあったことを
さぁ、語り合いましょう。

*****☆ ☆ ☆*****

今年、2月、大雪の降った日。
「私の甘い、いえ、淡い恋はね
シンシンと降り積もる雪の日、1本の電話でピリオドを打ったのよ」と
アミダさんにチラッと漏らしたら、三都物語はそれで行こう!と
「もしも,あの時」というお題決定。
でもね、今更私の恋を打ち明けてもどなたも興味は持たないでしょ、、、
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儚い恋にピリオドを打ちさっぱりした
(流した涙はすぐ乾く。それが若さと言うものでしょうか)

数年後、私は生まれて初めてのお見合いをして、婚約をした。
(私がお見合い結婚をしたと知った人たち全員のけぞるほど驚くのはなぜ?)

夫になる人とは遠く離れている。
電話と簡単な手紙でのコミュニケーションしかとれない時代。

シャイな彼から毎日電話はかかってきた。
「そちらのお天気はどうですか?こちらは曇っています」
「こちらは晴れています。」
まるで気象庁のスタッフ的会話。
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これではお互いを理解するに至らない
私の心は今で言う,マリッジブルーとやらになったのである。

私は結婚生活が上手くいくはずがないと悟った。
いえ、悟るほど賢くない、ただ漠然と思い
1通の手紙を仲人夫人に送った
「結婚することはやめたいと思います」と婚約解消を願いでた。

仲人夫人から、「どうぞ,おやめください。しかし,言っておきますが
彼ほど、Nちゃん(私のこと)を幸せに出来る人はいませんよ。
この結婚をやめたら一生後悔するでしょう。」
強気の返信に「えっ!!?」と仰天した。
母も「やめたければやめていい。」顔色ひとつ変えずにいうではありませんか、、、

二人の親友も「え〜〜あなたの出した条件。
毎晩晩酌をさせてくれて、外国旅行に連れて行ってくれることを叶えてあげる、、といって
手始めに新婚旅行ヨーロッパでしょ。」と
口を揃えて晩酌と旅行に重点を置いた無責任な発言をして二人が私を睨む。

若かった私は(あぁ、24才だった)ない知恵をしぼりましたね。
そうだ!結婚後、もしも上手くいかなくて離婚となったら
「遠距離でお互いに理解出来ていなかった」と立派な?理由が成り立つわ。

全くあきれるほどの罰当たり&不真面目さと厚顔さと
もうひとつおまけに、馬鹿さ率100%な私。

新婚生活のスタートは宝塚市。
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阪急電車がアパートのすぐ側を通る、
踏切の音のおまけ付きの古い木造アパートからだった。

暮らしてみると夫と私は正反対の性格だった007.gif

世の中、性格の不一致が理由で離婚する例がごまんとあるけれど、
結婚20年くらい経ってようやく不一致って上手くいくんだ!と確信した?

性格不一致が功を奏し、延々と結婚生活が続いている現在だ。
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私たちも人並みに波風が立たなかった訳ではない。
その度に危機管理の努力を怠らず、
危険回避の操縦桿
をお互いに上手く使いながら今日に至っている。

二つの条件もクリアーしてくれている。
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時々、私は言う。「生まれ変わっても私はあなたと結婚したいわ!」
すると夫,20年くらいは「そうだね」と同意していましたけれど、、最近は返事が鈍い。
そりゃぁ、そうでしょう。ワガママ女房に辟易しているのでしょう。
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それでも
昨年、パリへ出発のため、玄関で靴を履いている私に
「Parisを一杯楽しんできなさい」とハグをしてくれた夫です。
羽田空港で早朝、出迎えてくれたときも
荷物いっぱいのカートを横にどけて「お帰り。無事で良かったね」ハグを、、、

「もしも、あの時」結婚をやめていたら・・・・

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よい想い出も辛かった想い出も共有することなく、
朝食の後、読売新聞「編集手帖」を読んで聞かせてくれることもなく
いまこうしてパソコンの前に座って、夫をネタにしたブログをUPしていなかったでしょう

あら?アミダさんがブツブツ文句言っているわ。
「えっ?のろけなんて聞きたくない!破れた恋の話しを詳しく聞かせろ」ですって、、、

最近,物忘れが激しくて、、、あら?どの恋の話しだったかしら、、、

ラパンさん,そこで笑い転げないで!

東京からの三都物語でした。(写真はひなびた夫婦の朝食風景)

by whitelacenonyo | 2013-05-02 00:05 | 三都物語 | Comments(24)  

Commented by madameH at 2013-05-02 00:27
whiteご夫妻

あ~~~~素敵すぎです・・ポロリ(涙)

最近、ダメだ・・涙もろくって

Commented by ラパン at 2013-05-02 00:35 x
仲人さんやお母様、皆さん、whiteさんを幸せに出来るのはこの人しか居ない!って言い切れる程、確信されて居たのですね。
条件もちゃんと観たしてくれて居て、、
お見合いと言う形でも、それはやはり運命で、辞めますと糸を切る事は出来るのですから、今になってもそう言えるお二人のお互いへの愛情が素晴らしいです。
最後、はい、笑い転げました!笑
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-02 09:33
madameHさま
ありがとうございます。

永年夫婦であるということはそれはもう、いろいろありますよね。
涙もろくなるのは私も同じ!
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-02 09:36
ラパンさま
はい、みなさん、私の操縦法をご存知でした(笑)

もしも,あの時、、、結婚をやめていたらという人生を考えたことはないのが不思議です。
やはり,生まれたときから、運命は決まっているかも、、と思う
運命論者なのですよ。ワタシ。
Commented by rico at 2013-05-02 10:17 x
素敵な物語ですね~
ご夫婦それぞれの歴史があると思いますが
whiteさんの~素敵、いきいきライフの後ろには素晴らしいご主人さまの存在が~♪
あぁ。。素敵です。
GWの谷間の午前中、しばしうっとりです~。
Commented by ihoko at 2013-05-02 13:22 x
雪が降るしきる日に別れたのよ。雪が降るとね~。と、実に幻想的な<前フリ>を かましておいて、結局は、ノロケにいくという・・。相変わらずのゴーイング マイ ウェイですなぁ・・。

が、恋愛でも見合いでも、この人と一緒に歩けて良かった。この人だったからここまでこれた。と思える人、人を心から許容できる愛を知った人とうのは、男性でも女性でも、まれに見る程の幸せな人なのだと思うのです。日々を重ねるという事は、たやすいようで、実に難しい事ですしね。

いい生活が営める事と、幸せな生活を営める事は、違っていて、幸せな生活を送れるためには、魔法が必要です。で、その魔法というのは、日々の積み重ねと愛なんですよね。
Commented by uransuzu at 2013-05-02 13:32
微笑みながら、心に沁み込んできました、とてもいいお話しです。
長い夫婦生活の間には、きっといろいろ山あり谷ありだったと思うのです(私もそうですゆえ 笑)。
それでも、最後は「この人と一緒でよかった」と思いたいですね。
whiteさんの潔さが大好き、そしてご主人様の深い包容力を尊敬いたします(●^o^●)
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-02 21:10
ricoさま
お久しぶりです。
恥ずかしいのですが、、綴ってみました。
夫婦には歴史がありますよね。
想い出を作り続けて親よりも永く暮らすのですから不思議なことです。
私の場合,夫に全てを任せて好きなように過ごしています。
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-02 21:26
ihokoさま
アハハ、、雪の降る日の恋物語、、、
微に入り細にわたりUPしようと思ったのですが記憶がまだら、、
我が青春の1ページはセピア色にあせてきて
今ややっぱり夫が一番と思った次第で失礼いたしました。

ihokoさんらしい分析力。いい生活か幸せな生活か、、、
そりゃぁ幸せな生活が大切ですよね。
魔法ですか、、じゃぁこれから奥さまは魔女のサマンサのように
鼻をピクピクさせて、いっぱい魔法を使うことに。
ゴーイング マイ ウェイ!
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-02 21:31
uransuzuさま
箱根でどうして結婚したか、、をもう少しで白状するところでしたが三都物語のプランがあったのでお口にチャックしました(笑)
てぶくろさんには判っていただけると思いましたが
山あり谷あり、崖ありでしたよ。
あ〜〜落っこちなくてよかった。と思う今日この頃。
終わりよければ全て良しをモットーにこれからも生きて行きましょうね。
Commented by chez-nami at 2013-05-03 15:50
ボンジュ〜♪
え!お見合いですか?とワタシもビックリした一人です(笑)

今は結婚の年齢があがっていますが、、そうでしたよね
ワタシ達より年上の時代は24才くらいで結婚が普通でしたよね
会社にも2年くらいで「腰掛け」って言葉がありましたものね、、
24才、若かったですが、人を見る目、人生を見る感覚は素晴しいです

ほっとしたり、考えさせられる今回のアップ
ワタシもwhiteさんの様に
朝食の後にゆっくりとパソコンを前にダンナを前にダンナをネタにアップできる様にしたいと、、、、
アレ、、今もアップネタになっているわね、、(笑)
ワタシ達も諸先輩の様に仲良く年を重ねて行きたいです
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-03 22:26
chez-namiさま
はい!見合い結婚です!!やはりびっくりですか(笑)

24才は今を考えると若いですよね。
でもね友達の中では遅かったほうですよ。
21〜23才くらいで結婚した人が多かったから,,,
namiさんは全てを叶えられて幸せ奥さまよ。
だってダンナさま、mamiの欲しいもの何でも買っていいよっておっしゃるのでしょ。我が家はそんなこと言ってくれませんよぉ〜〜
Commented by kimanba at 2013-05-04 05:21
>まるで気象庁のスタッフ的会話。
これに大笑いしました。そして、、しみじみ「ああいいなぁ」ともニコニコ
とっても素敵な良いお話を伺わせていただきました。
ご主人のいろいろなシーンのお食事風景の画像 これもいいなぁ
あの小田和正の音楽が流れているあのCMのようなそんなお話~ニコニコ
人との縁 えにし____考えさせられる今回のお話でした♪

>夫と私は正反対の性格だった
 不一致って上手くいくんだ!と確信した?
もうもうもう 頷く事ばかりで含蓄ある言葉の数々
私とwhitelacenonyoさんを一緒にしたら
語弊大あり! あちこちからブーイングの嵐でしょうがクスクス
夫とご主人はホントによく似ていて
激しい妻を穏やかによく《お守り》してくれていますよね~笑
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-04 21:35
kimanbaさま
性格の不一致のところで実はkimanbaさんのお名前を入れたのですが
叱られたら(?)とおもって消したのですよぉ〜〜

ね、ここでも似ているでしょ。穏やかなご主人さまと我が夫。
性格不一致は返って上手くいきますよね。
でもそれは夫が精神的にぐっと大人じゃなければ、、の話しですよね。
今も、気象庁のスタッフ的な的外れな会話をしています(苦笑)
Commented by sogno_sonyo at 2013-05-05 21:08
> ダラダラ、長文過ぎた・・  なんてとんでもない!
ゆっくりゆっくり楽しんで読ませていただきましたよ。
kimanbaさんのおっしゃるとおり 
普段のお食事風景の写真もとても素敵です。
優しいhugをしてくださるというご主人さまのお顔
もう少しで見えそうなのに・・・残念!

でもやっぱり・・・
雪の降る日の恋物語もいつか聞かせてくださいね。
セピア色の絵本をめくるように語ってくださいませ~。
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-05 22:18
sogno_sonyoさま
楽しんでいただいたとはうれしいです。
三都物語のお題を頂いたときから、写真、折りをみて写していました。
恋物語、、私の胸だけにそっとしまっておきますわ。(笑)
アミダさんに叱られましたけれどね。
Commented by kanafr at 2013-05-06 09:23
去年お目にかかった時に、パリにご出発前にご主人様が玄関でハグをしてくださったお話を伺いましたが、その時のwhiteさんのキラキラした目がとても綺麗で、きっとご主人様に、今、再び恋をされていらっしゃるって思いましたのよ。
とっても素敵なお話で、私もウルウルしてしまいましたよ~。
素敵なwhiteさんご夫婦に乾杯!

長い結婚生活には、当然、山あり、谷あり、崖もありですよねぇ...と頷く私。
性格不一致のご夫婦...アラ、私達もだわ..とこれ又頷く私ですが、実はこの性格不一致の事で昔おばから言われた事があります。
結婚して間もなくの頃でしたが、「趣味も違うし、性格も違い過ぎて話があわないって最近感じるのよねぇ」と愚痴った私に「性格の前に性別が不一致なんだもの当たり前でしょ。男性にとって女性は永遠の謎なの。だから相手に興味を持つんじゃないの。同じである必要なんてあるのかしら?」でした。
妙にその言葉に納得し、お蔭さまで結婚生活を続けております。
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-06 23:01
kanafrさま
そうですよね。あの時ハグのことをお話いましたよね。
その時kanaさんからも微笑ましいお話を伺って私は感激しましたわ。
見合い結婚でしたが結婚後、恋愛をしたように思えます。
夫婦って不思議ですよね。

性格の不一致、kanafr家もですね。(ホッ)
おばさまのお言葉!大きく頷けました。
このお言葉ぜひこれから、友達にも話しましょう。
きっと全員、大納得でしょう。
Commented by akicosmosA at 2013-05-07 12:18
心をほのぼのさせながら読ませていただきました。
素敵な恋~出会いはどうであれなんて素敵なご夫婦でしょうか。
私もご主人様は今もwhiteさんに恋していると確信しています。
性格の不一致・・我が家もですよ(笑)でも長い生活ですっかり価値観も
同じ?観るものの感じ方も似てきた?
あら、すっかり私のペース?
これでwhite様ご夫妻のようにずっとうまくいくかしら?

あの時・・・怖いもの知らずの夫・・若さが怖いころ・・・
まよったけど結婚して今までやってこれたから
あの時の選択は若さゆえなんて見方もありますが
まあよかったのだろうと想うことにしています(笑)
素敵な記事ありがとうございました。
Commented by ihoko at 2013-05-07 16:47 x
書き忘れたこと。水を差すようで申し訳ないですが・・

思うに、力が入ってない分。よかった!という事があるんじゃないでしょうか?離婚まで視野に入れていたからこそ!というか。結婚は、肩に力をいれず、出たとこ勝負!の方がうまくいくような気がしてますざんす。ふふっ・・・。

が・・本当は、お互いが、お互いに甘えすぎない。
それが、一番の秘訣なのかな?


Commented by whitelacenonyo at 2013-05-07 22:17
akicosmosAさま
えっ?夫が私に恋している?(大きく手を振る)
それはないでしょう(キッパリ)
コスモス家もやはり性格不一致?
でもね、ここで大切なのは価値観が似ていることですよね。
映画の趣味、食べ物の趣味等々これが大切ですよね。

コスモスさんのペース!?
うちも私のペースでほとんど動いているのですよ。
大丈夫です。きっと巧くいくと思いますよ。
何とかなる、、ほんわかコスモスさんですもの絶対何とかなりますよ。
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-07 23:08
ihokoさま
私、本当に離婚まで視野に入れていたのですよ!
それが数十年続いているなんて、、、人生は不思議です。
肩に力を入れずに、、、ほんと、そうかも知れませんね。
Commented by shinn-lily at 2013-05-08 08:17
今だから言えるおのろけ、たくさん聞かせていただきましたが
その雰囲気、いつでもただよっています。
大切な、大切なご主人とこれからも健康で仲良く暮らされるように、
ブログのお友達として、切なる願い・・・そんな想いをもちながら読ませていただきました。
Commented by whitelacenonyo at 2013-05-08 09:17
lilyさま
全くいい歳をして、こんなことを書くなんてupした後冷や汗をかいています。
三都物語なので消去する訳もいかず、、(失笑)

友情深いlilyさん、健康で暮らせるよう,切なる想いを
心から感謝いたします。ありがとうございました。
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