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日本の病院事情part2


♫今日は夫の誕生日♫

が、そのことは後日、報告させていただくとして向こうへ押しやって。
反響をよんでいる(ホントかしら?)
聖路加病院の実に素晴らしい入院体験報告が優先順位の一位。
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手術当日、私はストレッチャに乗せられて3人の看護婦が付き添い手術室へ向う。
「これから手術室に向かいます。はい右に曲がります、今度左です、
まっすぐ30メートルで右に曲がります。」
不安で目をつむっている私に方向を告げる!

手術室では麻酔医、ニコニコと握手する。「大丈夫ですからね」って。

2人の看護婦さんが手術台の右左に立ち、私の手をしっかり握る
「ずっとこうして手を握っておきますからね」
「手を握っていてくださるの?」これが私の気分をとても楽にしました。
でもね、麻酔がきいている間、手を放してしていたことでしょう、きっと(苦笑)

麻酔がさめて担当医のニコニコ顔が目の前に。
「よかったですね早めに治療ができてとても軽く済みましたよ。すぐ,退院出来ますよ。
痛くなったら我慢しないで言ってください」

夜も担当医が現れ状況を説明と診察をしてくださる。

さて、手術の翌朝7時過ぎ、担当医と2人の医師計3人が部屋を訪れるのに驚く。
彼はいったい、いつ家へ帰るのだろうか、、、

診察をしようとした時、電話が鳴った008.gif
どうぞ、電話に出てください。きっとご主人からでしょう。」といって部屋を出る。
「回診中なので後で電話をしてね」とあわてて電話を切った、
廊下で待っている担当医、
「おや。もう終わったのですか?ゆっくりお話しなさればいいのに、、、」
もう、もう、これで私は聖路加病院と担当医も大好きになりましたよ053.gif

「経過は順調ですよ、いつ退院してもいいです。明日でもいいですよ?」
部屋代がもったいないと心によぎる私。
「ハイ!明日にいたします」と即答しましたとも。

有料個室は数日の入院だと聞いていたから、私は渋々承諾したのだ。
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支払った金額は今ははっきり覚えていないが、
部屋代は31500円×4日分の126000円と保険診療の手術費である。
入院前払い金20万円にいくらか足して払ったようだ。
医師に対する謝礼も簡単手術だったため私はしなかった。
(それなのにとても親切だった)


後日ホームドクターを訪れると、
「A先生から手術の経過報告の手紙が届きましたよ。」とおっしゃったのにも驚いた。
(紹介状の返事らしい)

ことほど左様に聖路加病院は日本の病院としては特殊だと思う。
甘美な設備、そこかしこの絵画、オブジェ、ソファー、
医師や、スタッフは、患者の立場に立った人間的な接遇
弱い立場の患者を安心させ、心地よくしてくれる。

思うに、医療は体も心も癒すものでなければならないはずだ。
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Kanafrさんがアップされたフランスの医療システムには
無駄を省き、患者と医師の一見ドライと思える関係はでいいのではないか。

日本では必ずと言っていいほど患者を悩ませる、
ある意味慣習とも言える医師に対する謝礼などを思うとやりきれない。

パリのkanafrさんの支払った大手術と入院、通院の費用を知った多くのブログ読者は
「えっ、一回の検査費用ではないの?」と驚くほどの少額だったようである。

漏れ伺うとフランスは税金は高い、治安は悪い。
しかし、生きる上の基本である健康を守ると言う素晴らしいシステムが国にあるという。

日本も真っ当に税金を納めている国民に、せめて病気になった時安心して治療を受けられるようにしてほしい。
最近の日本の医療事情は高額の会員制の医療機関があちこち誕生している。
例えば、聖路加病院メディローカス
高額な会員権を買って特別なサポートや治療を受ける。

う〜〜〜ん地獄の沙汰も金次第、、ですかね。
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そう、そう、セキュリティーチェックの厳しさも記しておきましょう。
数ヶ月前、聖路加病院へ友人のお見舞いに行ったところ、チェックの厳しさには驚いた。

見舞客カウンターで名前を名乗り,続柄を聞かれ患者の姓名をフルネームで書く。
(友人名前を一文字間違えたら、さぁ大変、胡散臭い目で見られ、追求され、病室に電話で問い合せ
確認がとれて初めて見舞客用のラスターを首からかけられた。
蟻一匹と押さないシステム、
ちなみに彼女は医師へ謝礼を渡したらちゃんと受け取ったそう。

快適だった聖路加病院での入院、私は入院するときがあれば
ぜひとも聖路加病院にしたいと思っている。
、、が 有料個室料が 果たして、、我が家の経済、、、、続かない(涙)

by whitelacenonyo | 2013-06-10 22:01 | 日々に思う | Comments(18)  

Commented by ihoko at 2013-06-11 02:13 x
すごいきめ細やかな心つかいで病人に接してくれるんですねぇ~。精神面のケアーまでしてもらえる。これなら多少お金が掛かっても納得ですよね。

私も、色々と病院を回りましたが、最後の決め手は、医者に信用が置けるか?どうか?それだけでした。
病気を診る医者ではなく、病人を診る。病人の心に添ってくれる医者にお願いしたい。きっと誰もが願う事なんだと思うのですが、簡単そうで、実は、そう簡単には適わない事なんですよね~。

>う〜〜〜ん地獄の沙汰も金次第。

ふふっ・・。三途の川も、渡し賃いりますしね。
世知辛い世の中ですねぇ~。

PS;だんな様おめでとうございます。
こちらの記事UPも楽しみにさせて頂きますね。
Commented by uransuzu at 2013-06-11 16:21
まずは、ご主人様のお誕生日おめでとうございます♪
きっと、今夜は仲良く素敵なディナーですね。

お金でサービスを買う、というのでなく、これくらいしてくれたらお安いわ、と思える病院だったのですね。
なかなか、こんな病院はないですよね~。
私は、小さい時から目をつけていた男の子が二人、どちらも心のある医師になっておりますので、彼らのいる病院に入院したいと思います。
小さい頃に世話した恩をきせて、しっかり優しく治療してもらいます、格安で(笑)
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-11 20:18
ihokoさま
きめの細かさはとって付けた,,というのではなくてかなりな訓練を受け、植え付けられたという病人に対する心のあり方を会得しているようなのです。
いわゆるファストフード店のマニュアル会話ではないのですよ。

三途の川にもお金ですかぁ〜今から貯金しても間に合わないわ。
夫の誕生日、本人は余り嬉しくなさそう。だって一年があっという間だから。って。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-11 20:23
uransuzuさま
夫、誕生日のお祝いありがとうございます。
確かにこれほどきめ細かいサービスを受けられるのなら安いかもしれませんが4日間だけでしたので何とか支払えましたが、、、
1ヶ月ともなると150万円!破産ですよ。

お知り合いの信頼に置ける医師がいらっしゃるなら鬼に金棒。
心強いですよね。
恩返しをさせて、女王様のように振る舞えるの、、いいわぁ〜。
Commented by kanafr at 2013-06-12 08:54
ご主人様、お誕生日おめでとうございます。
素晴らしい1年でありますよう、心からお祈り申し上げます。

もう至れり尽くせりで、素晴らしいですね。
聖路加病院と言えば、日野原重明病院理事長がいらっしゃるところですよね。地下鉄サリンの時の対応も素晴らしかったって伺っています。
設備やセキュリティも完璧なんですね。
オットが手術した病院は、ダイアナ妃やミッテランも最期はこちらの病院だったと聞きましたが、セキュリティはメチャクチャ甘くて、私達も最初だけ受付のある正面玄関から心臓血管科に行きましたが、その後はガードマンさえいない裏門から直接入りました。本当にこんなに甘くて大丈夫なの?っていつも思っていました。
聖路加病院は設備もお医者様も素晴らしいなあって思いますが、入院費も黄金の輝きが必要ですね。
やはり、入院費を伺うとやはり入れる方は限られますね。
そこが残念だわぁ~
Commented by shinn-lily at 2013-06-12 10:48
やっぱり医療もお金次第
うーん、だから孫の教育資金減税にはのらずに、自分のためにしっかりとっておきなさいという経済評論家がいましたけど・・・。
医療の現場では、医師は過酷な労働条件です。
それでも病で心が弱っているときは担当医の笑顔ひとつで癒されるのですから、医師に笑顔をつくる余裕をつくってほしいと願っています。
だからといって、高く支払えばそうなるかって、それはちがうのですよね。

whiteさんがお元気で輝いていることが
ご主人へのなによりのお誕生日プレゼントです。
それでも私からもハッピバースデーのメッセージをお届けくださいね。
Commented by akicosmosA at 2013-06-12 11:49
私は幸いなことに出産以外の入院はなく夫も1週間くらいの入院が1度だけで病院がよくわかりませんが父母のそれぞれの病院がちょっとえ!なんてこともありましたがフランス、日本の病院事情興味深く拝読しました。
最新の医療と医師のすばらしい対応もお金はさらに必要項目なんですね。
日野原さんはもう存在だけでみなさんに元気を与えてくれえる方ですが聖路加に行くときは入院にための資金ためなきゃ;;
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-12 21:02
kanafrさま
夫の誕生祝いのお言葉ありがとうございます。
日野原氏はご自分が若い頃結核で入院した経験から
患者の気持ちがわかるのでその心をスタッフたちに
伝えているという話しを聞いたことがあります。

一般的に医者は威張っているというのが普通でしたので私は心から驚いたのですよ。
セキュリティーも厳しくてタジタジしました。
聖路加病院は部屋代がはじめにかかりますが長い入院は無料の部屋に買えてくれるそうです。
医療費は国の保険制度の点数ですから他の病院と同じなのですよ。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-12 21:09
lilyさま
医師の多忙さはlilyさんはよくご存知ですよね。
私の担当医、いったい家に帰っているのかしら、、と思うほどずっと病院にいたようですよ。
そうですよ!孫の教育資金よりも快適な療養のために自分用として
とっておくことのほうが大切ですね。
私、退院した後、聖路加貯金をしたいと思った程でしたもの。

夫への誕生プレゼント、今年もカードでお茶を濁しましたよ。
おっしゃる通り私の顔でよければ、、、というと
迷惑そうでしたよ(苦笑)
ハッピーバースデーのメッセージ。ありがとうございました。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-12 21:14
akicosmosAさま
お産以外の入院がない!すごくお元気なのですね。
夫も一度だけ、1週間ほど入院したことがあるのですよ。
それからは元気でおります。

病気になってもお金がいる!フランスが羨ましいですね。税金もこういった所で使ってほしいですよね。
聖路加貯金をしようと決心しましたが、、
いつのまにか消滅です(汗)
Commented by すっとこ at 2013-06-13 00:18 x
ご主人様 ハッピーバースデー!!
一年があっと言う間に過ぎるのはお幸せな証拠ですね!
これあからもますます麗しくお二人仲良くお過ごしに
なられますよう・・・ご結婚の際のエピソードもはるか昔、
ですね。

日野原先生には日本でボランティアをしておりました折りに
またNYで講演なさった折りに、受付をお手伝いして
お目にかかる機会がありました。
素晴らしいお医者様でいらっしゃいます。

ただ、といいますか あまりにお元気であらせられるために
後継者と目されていたご優秀なおふた方が あのう ひと足
先にみまかってしまわれたとのことですトホホ。

聖路加貯金、わたしもしなくちゃでづ、、、。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-13 08:54
すっとこさま
あれ?白雪姫はいずこへ、、、、(笑)
ありがとうございます。照れ屋の夫、世界中から?のお祝いメッセージに毎年赤面しておりまづ、、

結婚前のエピソードをブログアップしたことを
彼は知りません。へ、へ、へ
日野原先生は私も素晴らしい医者だと思いますよ。
そうですね。長生きされるのも結構です、良きことです。、、が
後がつかえていることを、、あ〜でも悟られないのが人間でしょうか。

ゆうちょ銀行に提案しましょうか、「聖路加貯金」利子を高くするようにね。
Commented by 白雪姫 at 2013-06-13 11:17 x
やだっ。
自分の名前うっかりしちゃったでづ、、、。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-13 15:05
白雪姫さま
う、ふ、ふ、、
歳はとりたくないものでづ、、ね。名前も忘れそう、、、?
お互い頑張りましょうネ。
Commented by kimanba at 2013-06-13 18:43
とっても興味深く読ませていただきました♪
コメントが遅くなったために
私が言いたかった事↑でみなさんが書いてくださって
その内容にも そうそうと頷き
whitelacenonyoさんのお返事にもクスクスしたり
これまた大きく頷きながら読ませていただきました。
だから、、今日は少し違った観点から
病院事情の記事の合間合間に入れていらっしゃる画像・・について
いつもの事ながらセンスの良い品ばかりの
「ああいいなぁ♪」ウットリの数々の調度品。。象さんのクリップ_ツボです。
やはり、、
これが聖路加病院入院経験者の方のお宅というものだなぁと 笑
最近は病院もCM流してもよくなりましたよね。
この画像はある雰囲気を伝える力充分です。貸し出し依頼が来そうです♪
Commented by ラパン at 2013-06-13 20:57 x
旦那さまのお誕生日、おめでとうございます。
日本の医療や環境設備は素晴らしいですね。でもお値段も素晴らしい、、、。
私の叔父に医者がいるのですが、やはり謝礼は要らないと言っても言っても頂くために、常に頂き物で溢れていました。
でも人の命を扱う仕事ですから、何時で終わり!と割り切れなかったり緊急出勤もよくありましたから、やはりかなりの労働条件、疲れ切っていました。
本当に重体でない限り、個人的には過度の設備は私は要らないのでフランスみたいにお値段もシンプルに出来ないものかしら、、、。
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-13 21:20
kimanbaさま
異なる視点。kimanbaさんらしいですね。
日常周りにあるものをちょっと写してみたのですよ。

象のクリップは夫のお札クリップです。夫は財布を持たないためこういたものをポケットに入れているのですよ。
たいしたものではないあれこれ、、です。
病院もいろいろあるけれど,聖路加病院はやはり特別でしょうね。
聖路加資金何とかしたいけれど、、、お金って元気な時に使ったほうが,値打ちがあるとおもいませんか?
Commented by whitelacenonyo at 2013-06-13 21:26
ラパンさま
誕生祝いのメッセージをありがとうございます。
きっと喜びますよ。照れながら、、ね。
医師は時間に区切りがなくて本当に大変でしょうね。

lilyさんがおっしゃるように過酷な労働条件の中、ご自分の健康管理も大変でしょうね。

誰でも病気にはなるでしょうけれど税金をもっとこのような所に使ってほしいと思います。
シンプル イズ ベストでね!
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