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山崎豊子著「約束の海」

外国へ旅するときには、少し難しい本を買って、旅立つ


飛行機の中で読んだり滞在先のベッドで読むのは

少し難しい本がよろしい、、(眠くなる、、)


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山崎豊子の『約束の海』を選んところ


う、、ん、海上自衛隊?ちょっと硬かったかしら、、

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機内で、ワインを飲みながら

読み始めたら、難しいが面白い、、


眠いどころかのめり込む、、


日本の海上を守ってくれているのは海上自衛隊ね、、

感心、感心なんてのんきなことを思っておれない

緊迫する場面、、

山崎豊子氏の筆は資料を精密に調べているので

潜水艦内は私には難しい、、が

興味を引く、、

パリ滞在中には全部を読み終えなくて

帰国後数日で読み終えて

仰天した!

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この本は

山崎豊子氏の絶筆だった!


読み進むうちに興味を引いたのは

主人公の父親だった。

実在の人物で

真珠湾攻撃で捕虜一号となった男が

”約束の海”の主人公の父親だ。


山崎氏は二部で

父親をモデルに

壮絶な捕虜生活を始め彼の人生を描くはずだったが

とうとう病には勝てず、、絶筆となった

が、、

山崎氏の優秀な秘書の野上孝子氏と

新潮社が立ち上げた

山崎プロジェクト編集室とで

主要参考文献、資料を

「約束の海」その後として

52ページに及び

未完に終わった秀作を解説している。

山崎文学はこうして、私を虜にする。












by whitelacenonyo | 2017-08-30 23:13 | 本を読む | Comments(4)

村上春樹・騎士団長殺し(一部・二部)

村上春樹の本はかなり好きな分野です。

今までに読んだ本は

IQ84

海辺のカフカ

色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年

アンダーグラウンド

ノルウェイの森

羊をめぐる冒険

あと、なんだったかしら、、、

ダンス、ダンス、ダンスは

読んだかどうか、、覚えていない、、、

しかし、しかし、

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騎士団長殺し、、は私にとっては

一部は面白くて、早く二部に

入りたいと思ったけれど

二部の途中は、、

もういいかぁ~と読むのをやめてしまった。

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期待が大きすぎたのね。

しかしこの感想はあくまでも私の個人的感想です。

ハルキストさんたち、、は

絶賛でしたよね〜




by whitelacenonyo | 2017-07-01 20:58 | 本を読む | Comments(8)

塩野七生さん


パーマとカットに通っている

帝国ホテルの美容室May&Jennyで

お向かいのシートに座っている

上質のアイボリー色のカシミヤのニットに目に入り

素敵な人、、と思った。

やがて美容室のコートを羽織る。

スタッフとお話ししているのがちらちら見える・・

どこかで見かけたお顔。

思い出さない・・・

私、本を読みながら、どなただったかしら?

静かな声と品の良いの話し方で気がついた。

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(画像はお借りしました)

私の担当者にそっと

「あの方、塩野七生さん?」

「そうです。定期的にいらっしゃいます。ここが定宿ですよ。」

しばらくして私より少し早く仕上がってお帰りになった。

担当者が

「Nさま、塩野さまがあの方の白髪とても綺麗ね~

私もあのようにになるんだったら白髪にしたいわ。

とおっしゃっていたそうですよ」

嬉しくなった私は、

「塩野さんは髪の毛の量が多いからうらやましいわ~」


五木寛之氏との共著「大人の二人の午後」では

上質な物へのこだわりにため息をつきながら

読んだことを思い出した。

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(メインロビーの赤い薔薇)

お化粧をしていない塩野さんを失礼のない程度に垣間見て

スタッフに優しく接する態度や

フィレンツェの燦々と輝く太陽を浴びたお顔のシワは

堂々と生きてきた勲章のように思えた。

著書をもっと読んでみよう。










by whitelacenonyo | 2016-11-22 09:25 | 日々に思う | Comments(8)

初めて読んだ乃南アサ「凍える牙」

映画に続いて今日は本の話です。

乃南アサ 『凍える牙』直木賞受賞作品

本好きの友人が読んでみて、最後は泣けるわよ、、


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私の読中(こんな言葉、あるかしら、、ないわよね)

熱の入れように、夫もじゃぁ、読んでみよう、となった本。


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男性社会の職場で女性蔑視に遭いながらも

精神力の強さと体力的にも優れ

しかし決して男性と勝負する、、という、気負いは

全く感じさせないながらも与えられた任務は

そんじょそこらの男性がたじたじするほどやってのける、、


息をのむ展開になぜ?こんなことが、、と思った途中の感想は

親はどんな子供であれ愛情を注ぐが故に

抜き差しならぬこともやってしまういわば親の愛なのでしょう。

その上、大きな鍵を握るオオカミ犬と主人公の心の有り様は

小説だからでは片付けられない、愛情と信頼が交差する表現には

動物を飼ったことのある人なら、涙無くして読めないだろう。


解説も

そうだ、そうよね、、と大きくうなずきながら読み終わったのです。

その解説者は安原顯氏。

”小気味良い解説を書く人ね、、”とウィキペディアを検索したらば、、

村松友視氏は「いい加減で破天荒な」キャラクターだったと

言ったほど。なるほど、、と共感した良い解説でした。




by whitelacenonyo | 2016-10-03 15:54 | 本を読む | Comments(2)

とと姉ちゃんと ♪すてきなあなたに♪

久しぶりに

連続テレビ小説

”とと姉ちゃん”見ています。

「暮しの手帖」はお気に入りの雑誌でした。

料理は何度も作ってみた。

生活習慣など読みごたえがあり

商品テストは参考になった。

何と言っても商品の公正さを期するための

広告のページがないことにも大いに共感したものであります。


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大橋鎮子さんのエッセイ

♪すてきなあなたに♪

読むのが楽しみでした。


単行本になり、(ポケット版ではなくもっと大きいサイズだった)

買って何度も読み返し

すてきなあなた、、になることを夢見ていた。


ドラマを見はじめて

大切に保管していたはずの”すてきなあなたに”を探したらば

人生縮小の折にどうも他の本と一緒に処分したらしい。


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ぶらりと本屋に寄ったら平積みでポケット版が!

花森安治さんのイラストがおしゃれです。

まずは『06シャボンの匂い』を買った。

まぁ!!!

”白いタオル”のエッセイが書かれていました。


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私は

Cooking Salon White Laceと

料理サロンのネーミングも

パジャマもタオルもシーツもピローケースもテーブルクロスも

あ、あ・・挙げればきりがないほど白です。


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よくよく見ると

この本もベースは白でした。



by whitelacenonyo | 2016-05-27 17:07 | 本を読む | Comments(2)

読書は世界を広くする・・・

行を飛ばさず大切に読みたいと、思わされた本。

乙川優三郎、好きな作家です。 

以前読んだ

「麗しき果実」から品の良い文章でファンとなった。

今回は

”喜知次” 


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解説の縄田一雄氏は

「読み終えて私は心地よい余韻の中にいる。」

と、書いている。

全く同感でした。

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それぞれ身分の違う3人の若者が

東北の藩の内紛に翻弄されながら成長していく姿に

感動する。


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苦渋の運命を歩む友人との別れに厚い友情を注ぐ二人の若者。

私は涙を止めることができなかった。

小説の世界はいろいろな発見ができる。

若さは未熟であるが、

純粋な心を持つ眩しいほどの素晴らしい時期は

誰にもあったでしょう。


司馬遼太郎が武士の強い精神が日本の礎を築いたと

語っていたことに改めて深く思った小説でした。





by whitelacenonyo | 2016-02-20 22:31 | 本を読む | Comments(0)

103歳になってわかったこと 篠田桃紅さん

篠田桃紅さんのこの本、

私が友人に勧めた本であります。


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友人は「すぐ、読みたい。私、買うからあなた買わないでね」

貸してくださった。


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勉強家の友人は参考にしたのでしょうね。

控えめな付箋を貼っていた。

私も付箋の箇所は共鳴するし、

私自身、すでに実行に移している箇所もあって嬉しかった。


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年を重ねた人の含蓄のある指針は大いに参考にしたいと

常に思う、

今日の夕刊に

作家黒井千次氏が月1回連載している


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”時のかくれん坊”の書き出しに

『何かの折に、昔の年寄りはもっと重々しい存在だったな』

で始まる文に

篠田桃紅さんは重々しいお年寄りである

改めて思った。





by whitelacenonyo | 2016-02-15 22:41 | 本を読む | Comments(6)

花は桜、魚は鯛 谷崎潤一郎の素顔を知った

誕生日の数日前、

中央区主催のオープンカレッジ・シンポジュウム

「谷崎潤一郎の素顔を語る」に夫と参加した。



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講師は谷崎研究の第一人者の

早稲田大学教授千葉俊二氏

パネリストは

孫の

高橋 百百子さん

孫の

渡辺たをりさん

谷崎の親友の孫の

笹沼 東一氏

小さい頃から谷崎家と笹沼家は

家族ぐるみの親密なつきあいがあった

東一氏の話がとても率直で

素顔の谷崎を面白おかしく会場大笑い。



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(写真のプロフィールをごらんください面白いですよ)


全くややこしい家系図をひもときながら

メモをしながら

話を聞く。


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笹沼家の家系図

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素顔の谷崎はとにかく女好き、それも美しい女性に限る。

ことのほか美味しい食べ物が好き。


百百子さんが中学の京都修学旅行では

辻留から仕出しをとって、おいしい料理を食べた。

高校の修学旅行では

友人3人とお茶屋さんへ連れて行ってもらって

おいしい食事と舞妓さんの踊りを見せてもらった

などなど

素顔はやさしいおじいちゃま、

また、

笹沼一家にとっては

ユーモアのある谷崎のおじさまと

みんなに慕われた・・・


興味ふかく面白く、充実した時間だった。










by whitelacenonyo | 2015-11-21 22:15 | 文化芸術 | Comments(11)

社会派小説の金字塔 山崎豊子展

日本橋で開催されている

「追悼 山崎豊子展」

”昭和の社会派小説の金字塔”

見ました。


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大阪船場の老舗小倉屋山本のお嬢さんとして育ち

著書は数々の社会を取り上げ、その都度話題をさらい

問題提起をする。


それらの小説を完成させるまでの

徹底した事実を取材する姿勢には新聞記者魂のなせる技でしょう。

私は ”ぼんち”に始まり”暖簾” ”女の勲章”

”白い巨塔” ”華麗なる一族” ”不毛地帯”

”大地の子” ”沈まぬ太陽”

かなり読んでいることに

自分で驚いた。

初公開の

日記に綴られた愛する人を戦地に送り出す

切なくも悲しい文章には

あの時代の男女の清廉さに私は胸打たれ

滲む涙をそっとふいたのでした。

一緒に行った夫も

資料集めがすごいね~と感銘していた。




by whitelacenonyo | 2015-09-30 23:06 | 本を読む | Comments(4)

1965年公開の映画「日本の一番長い日」と小説「終わらざる夏」

今年は終戦70年ということで

大々的に新聞、TVは報道していた。

BSプレミアム放送「日本がいちばん長い日」

1967年公開

岡本喜八監督

橋下忍脚本

錚々たる俳優たちの熱演を

録画して夫と見た。

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今は

浅田次郎著

「終わらざる夏」を読んでいる途中であるけれど

終戦70年の区切りということで

戦争をする愚かさを繰り返さないと、

心に深く響き感じる今年は

私一人ではないでしょう。


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赤紙の召集令状を書く者、受け取って戦地に向かう者

3度目の赤紙を受け取る者

召集年齢ギリギリで赤紙を受け取り

日本の戦争がもう先がないことを感じる者

無情に届く一枚の赤紙に従った人々、、、

浅田次郎の真骨頂は

登場人物が雑多に入り混じり

物語に引き込まれる

醍醐味があるように思います。

とりわけ集団疎開で親元を離れて寂しさは我慢できても

食料不足で腹をすかし、やせ細っていく子供達。

せめてお腹いっぱい食べられる環境であれば

寂しさは軽減されたであったろう。

戦争の体験を親から聞かされるだけで

覚えもない年齢の私が

今、料理サロンで教えている

”食べることは人をこの上なく幸福な気持ちにさせる”

常に声を大にして生徒たちに持論を垂れているのです。

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(久しぶりに椎茸、ごぼう、レンコン、人参の含め煮)

今日の午後も

「終わらざる夏」(中)を半分、読んでいる。

(下)を読みはじめる頃は

少し秋の気配が感じられるのでしょうか、、、



by whitelacenonyo | 2015-08-20 17:31 | 映画 | Comments(2)

幸せは、おいしく作る料理から・・・


by white
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