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こころ、ほのぼの・・・


料理を生業としている私としては見逃せない映画がある。
「シェフ!」(三ツ星レストランの舞台裏へようこそ)
「愛と美味しい料理があれば人生は三ツ星」のポスターに頷く私。
ほのぼのと心の中が満たされる映画だった。
こころ、ほのぼの・・・_c0177332_13189.jpg

主演の”ジャン・レノ”は好きな俳優の一人。
彼はこの役を演じるにあたってシェフの細かい動きを厨房に入って学んだという。
(舞台は多分、フォーシーズンズジョルジュサンクかな?)
ストーリーはどうぞ劇場でご覧いただくとして、、、銀座テアトルシネマ。
ちょこっと空いた時間に駆けつけた!

座席指定の折私がいつも選ぶ座席は
中央の席ではなく2〜3人だけ座る両脇(つまり端っこ)の通路側。

通路を挟んだ中央席に
かなりご高齢と見えるご夫婦2組がいらっしゃる。(お友達らしい)

******☆☆******

映画が始まって40〜50分したところで
奥さまが席を立つ、、ご主人が手を取って階段を降り席に戻る。((奥さまは洗面所?)
しばらくすると奥さまが戻ってこられ、
ご主人は迎えには行かなかったが席に座る時やはり手を取って座らせる。
こころ、ほのぼの・・・_c0177332_13105545.jpg

そうこうしていると、もうひと組の奥さまがやはり洗面所?・・席を立たれた。
おみ足が少しご不自由らしい、ご主人さまが付き添って場外へいかれた。
しばらくしてお二人で戻ってこられ,奥さまが座られるまでご主人さまが見守る。

二組のご夫妻に私は深く感動した。

高齢になっても観たい映画を劇場まで出向き、いたわり合いながら鑑賞する、、、

その好奇心と行動力、思いやりに私は格別の感情を持った。
私もいずれ行く道だから、格ありたいと強く思う。
こころ、ほのぼの・・・_c0177332_13112179.jpg

外は冷たい空気だったが私の心は、ほのぼのと温かい昨日の午後だった。
(シェフ!の画像はHPから拝借)

by whitelacenonyo | 2013-01-18 13:19 | 映画 | Comments(14)  

Commented by kimanba at 2013-01-19 06:09
銀座のシネマにはこんな素敵な方々がいらっしゃるのですね♪
やはり場所が銀座って「やっぱり違うなぁ」と思えます。
まるで外国のご夫婦のように洗練されてスマートで
そして とっても温かくて
   「シェフ!」(三ツ星レストランの舞台裏へようこそ)
この映画を選ばれたというだけでも
ご覧になっている方々の趣味の良さと精神の豊かさが伺えますニコニコ
そして、、、
こんな素敵なご夫妻とwhitelacenonyoさんご夫妻の姿がオーバーラップしたのは
私だけではない と思いますよ~ニコニコ
Commented by shinn-lily at 2013-01-19 10:50
夢のようなご夫婦ですね、
きっと映画館だけではなく、おうちでも、寄り添っておだやかに暮らしていらっしゃるのでしょうね。

レ・ミゼラブルも長い映画だったでしょう。
トイレに立つ方が多かったけれど、暗い階段は怖いですね。
母がそうなれば、私はつきそわなければいけない、
わたしも脇の通路側をとるのですが、スクリーンが大きいので出口あたりからうまってしまいます。
トイレに何度たってもいいのですよね。
見たいものを見にでかける気持ちが大切ですね。
好奇心こそ生きていく最上のご馳走すもの。
Commented by akicosmosA at 2013-01-19 11:19
歳を重ねるほどたがいを思いやらないと
暮らしの楽しみがへってしまうような?
映画もみたいですが普通に暮らす映画館の情景に和みます。
我が家も後に続く身ー自然に出来る夫婦になれたらいいなと思いますが私にその気持ちが夫に生まれるか?(笑)
多分夫は躊躇なくしてくれるとおもいますがへへ;;
幾つになっても好奇心を忘れない!素敵なことですね。


Commented by uransuzu at 2013-01-19 12:43
ジャン・レノさん、役作りでしょうか、少しふっくらされたような・・・
いろんな役ができる素敵な方ですね♪

私も、今年は映画館で映画を見る機会を増やしたいと思っています。
とりあえず目標10本!(少ないですが、一番近い映画館まで車で1時間かかりますから、許して下さい~)
夫も誘ってみます、少しずつ↑のような夫婦になれるよう、訓練しなくっちゃ!
Commented by ihoko at 2013-01-19 18:45 x
その日具合の悪かった義母がソファーでぐったりしていました。彼女の前に立った義父が、彼女の頭をそっと両手で抱いて、額に口をつけ、熱はないようだね・・って、言いながら心配そうに、義母の毛布をかけなおしてあげている光景を、偶然、ドアのこちら側から見てしまったんですが、なんだかものすごく暖かな気持ちになりました。
長い人生を共に生きてくる間には、色々な事があったかとは思うのですが、人生の終焉に当たり、こうしてお互いをお互いで支いあいながら過ごせるというのは、まさに僥倖以外の何物でもないように思いました。

が・・・これって結局は、日々の積み重ねなんですよね。

と・・いう事で、今年も美味しく~楽しく~・周りの人を自分をもいとおしみながら暮らせるといいなぁと思います。
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-19 20:51
kimanbaさま
ご高齢のご夫婦がこの映画を選ばれたことに私も感動しました。

私の理想は老後,(今が充分老後の部類に入るのですが、、、)
豊富なお金ではなく(大切なことかもしれませんが)精神的な豊かさに重点を置いて生きていきたいと思うのです。
したいことがあっても出来ることを(これが大事)実行して
それに幸せを感じられる、、、老後がいいなぁ〜と思っています。
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-19 20:57
lilyさま
とてもほのぼのとさせられた二組のご夫妻でした。

日ごろから思いやりを持って生活をしていらっしゃるご様子が伺えましたよ。

そうですよ,トイレに何度立つことになろうとも映画を観に行くと言うことが大切なのですよね。
>好奇心こそが生きていく最上のご馳走
やはりlilyさんの手にかかるとこのような素敵な表現になるのですね。
勉強になります。(感謝)
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-19 21:29
akicosmosさま
「夫婦の歴史」という言葉を私はよく使うのですが、
まさしくこのような情景は夫婦の歴史があればこそだと思うのですよ。

夫婦で日ごろから思いやりがあれば穏やかに、にこやかに過ごすことが出来それは二人の努力以外の何者でもありませんよね。
>その気持ちが夫にうまれるか、、、
大丈夫ですよこすもすさん、美味しい餃子を作れるんですもの
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-19 21:34
uransuzuさま
ジャン・レノ確かに太っていましたよ。
シェフはふっくらの方が料理がおいしく感じますよね。だから?

一番近い映画館が車で一時間!!きゃぁ、それは大変だ。
年間5〜6本でいいんじゃないかしら、、、
私も夫と見る映画、一人で見る映画、、と分けています。
何もかも一緒じゃねぇ〜〜〜無理無理、
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-19 21:44
ihokoさま
まぁ、やはり西洋人の義父母さま(当然)オデコにキス?で熱を確かめるってか?
羨ましい。ワタシそんなことしてしてくれたら、ない熱も上がりそう!やってほしいわぁ。
コスモスさんへのコメントでも書きましたが夫婦の歴史、何もなく過ごした人はいないと思うのですよ。
でも数十年を一緒に暮らしたら、全てを水に流して穏やかに過ごしたいですよね。
許し許される、、、これに尽き、日々の積み重ねで全てめでたしでしょうが
そこに行き着くまで紆余曲折を重ねて悟るのでしょう。

、、、と言うことでとにもかくにも美味しい食事で日々をいとおしみながら今年も盛り上がりましょう!!
Commented by chez-nami at 2013-01-20 14:33
ああ、、この映画は見て帰りたかったのですが、、
銀座とのことで、我が家からはちょっと遠くて行かずじまいでした
見られたのですね、、羨ましいです

と、もう一つのストーリーまで見てこられたのね♡
2組のご夫婦のストーリー
年をとって「いたわりあいながら」年をとってゆく
理想ですね
お話を聞いたワタシもでほっこりいたしました
良いお話を有り難うございました<(_ _)>
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-20 21:05
chez-namiさま
ユーモアたっぷりのよい映画でしたよ。
でもその中に料理と言うのは時代の波もあり、
ある程度流行に乗らなければレストランの評判に響く、、、なんともそのジレンマに苦労するジャン・レノがいい演技をしたいましたよ。

もう一つのストーリーはやがて私たちの行く道、、
格ありたいとしみじみ思ったのでした。
Commented by kanafr at 2013-01-30 08:57
相変わらず、かなり遅ればせのコメントですみません。
素敵な映画以上に素敵なご夫婦だったんですね。
おっしゃる通り、長い人生ですもの、色んな事があったでしょうね。
ああ、本当に私達もこういう夫婦になりたいですわ。
我が家の場合、妻の方が努力が足りないなあって、一応自覚はしてるんですけどねぇ。

ジャンレノさんは、以前オットの検査でアメリカンホスピタルに行った時にお見かけしました。ちょうど、ビジターの映画に出ていらした頃なんですが、カフェのスタンドの椅子に軽く腰掛けていらっしゃる顔の小さい足の長い素敵な男性がいるなあっと思ったら、ジャンレノさんだったんででびっくりしました。
Commented by whitelacenonyo at 2013-01-30 22:04
kanafrさま
ご多忙ですのにそれぞれにコメントをいただきありがとうございます。

そうなんですよ。老境に入り寄り添っていきているご様子に感動を覚えました。
人は必ず歳をとり,夫婦は寄り添いながら、いきて行かなければなりません。
ご主人の思いやりのある好意にいたく感動しました。
kanaさんと同じに我が家も私の努力が足りません(汗)
まぁ〜ジャン・レノを見かけたのですか?
さぞさぞ,かっこ良かったことでしょう。羨ましいわぁ〜
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