Cooking Salon White Laceでは作り上げた料理を
盛り付けや出来上がり具合を確かめながら、
ワインと共に和やかにいただきます。

試食中、毎回いろいろな話題で盛り上がります。
昨日は「食べ方」が話題でした。
「子供の食べ方が気になって
毎回注意をするのですがなかなか、治りません。」
「食べ方と箸の持ち方は、
その家の躾の仕方が一番表れるといわれていますから
直したほうがいいわね」と私。

すると一人の生徒
「私も毎回、言うのですよ、時に、声を荒げることも、、、
そうすると主人が子供に静かな声で
『直るまで言うからな。』
言ったのです」
この言葉に全員が
「わぁ~それは子供にとって効くでしょうね」!と感動しました。
『鉄は熱いうちに打て、、』
と、いう言葉がありますから
小さい時から注意をして直してあげてね。と
それに付け加えました。
ことほど左様に食べるということは
料理を作ることから食べる姿勢に至るまで奥が深いことでありますね。
ヨーロッパの人々は食べる時の姿勢がよくて気持ちがよいです。フォークとナイフは良い姿勢でないと似合いませんね。韓国はお茶碗を持ちあげないでスプーンとお箸で食べますから、顔を近づけがちで姿勢が悪くなります。さて私たち日本人は・・・やはり姿勢が良い方がいいですね。昔は犬食いをするなとよく注意をされたものです。
>食べることは生きること、、
確かに文化の違いが大きく現れますね。
インドのように手で食べる、、
彼女の悩みは器に顔を近ずけ、いわゆる犬食いをするということでした。
、、ということで西洋と日本のマナーの違いを教えて充実の1日でした。箸の持ち方も大切よ。などなど、広範囲に話題は広がりました。
彼女は高校の時から海外留学をしていて英語仏語は堪能でお仕事もある有名なメゾンで仕事をしている人なんですが、小さい時は家族と一緒に食事をする事があまりなかったそうです。
そんな彼女だからなのかご一緒したのはお寿司屋さんで彼女はそこでちらし寿司を頼んだんですが、出されたちらし寿司にいきなりワサビを溶いた醤油をかけグチャグチャにかき回して食べたんですよ。赤だしのお味噌汁のお椀の持ち方も箸の持ち方も変で、もうビックリしました。
思わず「そういう食べ方はよくない」と言ったら「胃の中に入れば一緒だし...」でした。
№2がよくいうのは「何で日本人の人って、パスタを食べる時もすすって食べるんだろう。あれって目の前でやられると食欲なくすし、気持ち悪いんだよね」です。
多分今だったら何も言わずに自分のフォークを置いて食べずにいるだけにすると思いますが、№2がまだ怖いもの知らずの中学生の頃、日本から来た伯父も№2の前でこういう食べ方をしたので「おじさん、これはパスタで、日本のお蕎麦じゃないんだけど」と注意したんですよ。これには伯父も「ついうっかりで、悪かったね」で苦笑していました。
お子さんには「直るまで言う」これって大事ですよね。
大人になったら、誰も注意してくれませんから...。
食べ方にはその人自身が出るような気がします。
私もあまり自信がないのです。箸の持ち方以外、言われたことがなかったからです。いろいろ言ってもらったほうが良かったのですが、余裕がなかったのかもしれません。なので、成人してから、外食をしたり、自分でマナー教室に行ったり、本を読んだり学びました。今も続いています。幸い毎食のことなので、学ぶ機会はたくさんあります。
お母さんは、ついつい毎日のことだから、やかましく言ってしまう。
それをお父さんが「直るまで言うからな。」と静かに、厳かに、言い渡す。
子どもは、きっと諦めて(?)直す覚悟をしたんじゃないかしら。
お父さんが、子ども側につくのでなく、お母さん側について、しかも違う角度からのアプローチで子育てする、ってなかなかできない事だと思うの。
拍手です。
最近の世の中に感じるのは
食べ方というか食事をいただく時の所作は育った家庭の貧富の差に関係なく
その家の教養の高さを表しているような気がしますね。
留学経験や語学の堪能さ、などは教育、しかし、教育と教養は
時に反比例することもあるような場面に出会うと、考えさせられます。
>「胃の中に入ったら同じ」とは驚きです。
でも胃に入れるまでは目で見て香りや味を楽しむ楽しさがあるはずですよね。
彼女の二人のお子さんはどう、育つのでしょうか、、
No2くんはkanaさんご夫妻の西欧人の中に混じっても恥をかかないように躾をされた故にパスタと蕎麦の食べ方の違いをしっかり身につけられたのですね。
日本人はまだまだ、パスタをすすりながら食べる人をレストランで見かけます。
White Laceの生徒たちは見事にパスタを食べますので、注意をしたことはありません。
↑のkanaさんも書いていますが、大人になったら誰も注意をしてくれません。
ならば自分で学ぶ以外にありませんよね。
その前に気づくことが大切で、nanaさんのように気づいた時点で勉強をなさるってとても素晴らしいことですね。
人前で美しい所作でと美味しそうに召し上がっている
nanaさんに拍手!!
お気づきになられましたね。
「直るまで言うからな」と
仰ったお父様は私が信頼をするお魚を扱う
築地の飯田水産の社長です。
子供に躾をする時は両親が同じ考えでなければなりませんよね。
この言葉にその場にいた全員が感動したのは言うまでもありません。