私の家物語の思い出(続々編)
2015年 10月 14日
5番目の家は港区六本木。
都心でも空気のよい住宅を提供するという
コンセプトで建てた森ビルのマンションです。
緑多い小さな公園が点在し、散歩道が多く
ここは六本木?と思える良い環境
7階の東南の角部屋です。
リビングダイニングの窓からは
東京タワーが目の前にそびえ立つ
絶好のロケーション!!
(東京タワーは午前0時にライトアップが消えるのもこの時知った)
我が家のような普通の会社員が住むには
外国人仕様の贅沢な設備と、天井も高いが家賃も高い。
「このマンションが分譲だったら到底買えないけれど
少しの間、人生の経験として住んでみよう。」と
言ってくれた、夫。
もちろん私に依存があるはずはない。
その代わりに、
「便利な場所だから高い駐車場代は払えないよ、、」と
車を手放したときは
”わぁ~~ん。うちは貧乏になったんだ!”
悲しくなったが、伊達に年を重ねてはいない、
その分強くなった私はもう、泣きません。
最寄りの神谷町駅は徒歩4~5分
銀座、広尾は直ぐの利便の良さです。
夏のある夜。
ドォ~~~ンと大きな音に
「きゃぁ~何の音?」仰天する。
東京湾の花火でした。
リビングルームの窓から、
東京タワーの横にどんどん花火が上がり、大感激。
翌年は夫の会社の人や友だちを大勢招いて
花火大会パーティーも催し、全員が感嘆の声をあげます。
同じフロアには
私のブログに登場するマダムSのご家族が住んでおり
食事に呼んだり呼ばれたりのお付き合いが始まりました。
スペイン、デンマーク、アメリカ大使館もすぐそば。
いろいろな催しのお誘いがあって訪れたが
大使館の中は別世界だぁ~~。
アークヒルズの中の贅沢な図書館も自由に出入りし、
桜坂があり大木の桜並木の花吹雪が楽しめる春の散歩。
近くのホテルオークラならではの新年を楽しみに
お茶のお点前をいただいたり、、
オーキッドバーにウィスキーのボトルキープを して
夫婦二人の夜や、時折里帰りする娘と楽しむ。
少し残っていたボトルキープはどうなったかしら、と夫と笑う。
まことに文化的な暮らしが味わえた時期でした。
料理サロンは
娘の口伝えと夫の同僚の紹介でCAグループと
アメリカンスクールに子供を通わせる
ママたちのグループがレッスンに通ってくだって
軌道に乗ってきた。
食材は広尾の明治屋
ナショナル麻布マーケットが配達してくれる。
築地場内市場へは日比谷線神谷町駅から行った。
愛犬ヤマトはこの家で14歳の命を全うし、
私たち親子3人が大泣きしたあの日。
すぐ後に孫も生まれ、充実の日々でした。
が、人生、そうはいきません
住み始めて4年が過ぎようとしたある日
一枚の赤紙じゃなかった、封書が届く。
森ビルから「更新時期です、家賃を7万円値上げします。」
いまの家賃でも大変なのにプラスが一気に7万円。
払えませんねぇ~
夫、「じゃぁ引越ししよう。」
簡単に決意。
新築賃貸マンションを探しました。
ありました。
天王洲にできた新築賃貸マンションへ~~
by whitelacenonyo | 2015-10-14 22:03 | 思い出 | Comments(8)
こう言ってくださったご主人様の柔軟さ、チャーミングさ、そして何より留守がちな家庭を守ってくれている奥様への愛情、を強く感じます。
六本木での生活で得たネットワークが今も続いていらっしゃることも素晴らしい!
このマンションは買うとなるとやはり特別な人のための価格だったでしょうが
賃貸でしたので借りることができました。
留守を守る妻のためといってくださいますが、当時は留守を守るのは当然、その代わり
昼夜を問わず働いて企業戦士そのもでした。
だから休日はのんびり散歩をしたり、ホテルのバーでウィスキーを楽しんだりが息抜きだったようです。
私、こういう夫に感謝しています。
やはりwhitelacenonyoさん、これはセレブと言うのだと思いますよ。
外見的にはセレブであっても全然セレブだとは思えない気持ちの卑しい人もいます。
(そういう環境にいてなぜ?こんな考えしかでしないのだろう。。と不思議にも思いますが)
whitelacenonyoさんは(ご主人もご一緒の方です)は_執着なさらない。
これは簡単なようでなかなか難しく、心豊かでないと難しく、の事柄だと思います。
それにしても
(俗人の私は)この角部屋からの景観に興奮Max!~笑
いいなぁいいなぁいいなぁ。。私ならこの思い出だけでその後の人生辛くても生きて行けます!
私もご主人様の“少しの間、人生の経験として住んでみよう”のお言葉に奥様への愛情と優しさを感じました。
こんな素敵なマンションからでてこられるwhiteさん、想像しても絵になります。
やっぱり広尾がとってもお似合いの方だわ!ってあらためて思いました。
でも7万の値上げは凄いですね。
きまんばさんと一緒で、ここに住んでいました!の思い出で、私もその後の人生楽しく生きていけると思いました。
しつこいようですが、私はセレブではない、、、
なぜならば普通の会社員だった夫ですし、、、と
ここでkimanab さんに絡んでも?どうしようもないのですが、、、(苦笑)
あっ!私も俗人ですので窓から東京タワーが見えるたときは1mくらい飛び上がったわ。
毎晩午前0時にライトアップが消えるのを確かめて?いましたよ。
おかげでしばらく寝不足でしたけど(汗)
人生の経験、、云々は私も夫の考えに、なるほどねぇ〜〜と感心しました。
今まで住んだ所の中で一番良い所でしたが、時折、宝塚の木造アパートや
社宅を話題にして、夫婦で時代も変わるものねぇ〜なんて懐かしんでおりました。
車を手放す理由の駐車場代が6万円でしたので保険やガソリン代税金を考えると
タクシーで移動しましょう、、ということになったのですが、タクシー代もけちって
電車を利用したのですよ。
それなのに家賃が一気に7万円値上げって寝言は寝て言ってほしい。と思いましたわ。
潔さと暮らしを楽しむことこころの豊かさを感じてしまうからです。
どの場所も手の届かぬ所ですが、今の素敵なお住まいも夜の景色、昼間の景色となんとぜいたくなのでしょうかお邪魔させていただいた後、夫に私も真似してみたい!とたのんだんですよ。
あ、今だにそのままですが〜。
私たち夫婦は少し変わり者だと心から認識しております。
友達に言わせると、「なんて簡単に引っ越すのでしょう」って言われますのよ。
でもね、家賃が一気に7万円もあげるってひどいと思いません?
現在の住まいは気にっています。
ロケーションと環境が良いから。
狭い部屋ですから、掃除機は10分もあればかけられますのもいいわよ。